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2017.01.05

『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(原晋)│強い組織の作り方を学ぶ

『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(原晋)

青学、箱根駅伝3連覇!

こんにちは、GronGブログ編集部です。

2017年第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、青学陸上部が史上6校目の大会3連覇と史上4校目の年度3冠を達成しました。

2位の早大に33秒差をつけてゴールし、監督の原晋さんに再び注目が集まっています。

原晋さんについては以下で記事にしていますので、合わせてご覧ください。

本日は原晋監督の著書『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』からタメになる言葉をご紹介していきます。

よろしくお願いします。

原晋監督は、ビジネス手法を陸上に応用した

コーチングの前に、ティーチングあり

未熟な組織に自主性を与えても成長はない。

強い組織をつくる初期段階でコーチングを使っても効果はないでしょう。

なぜなら、未熟な組織では、どのように行動すれば目標に到達できるかわからないからです。

強い組織をつくるには、コーチングの前に「ティーチング」です。

目標を実現するためにはなにが必要で、自分たちはなにをすべきなのか、具体的に教える段階が必要です。

やり方を知らない人たちに自主性を与えても、どうしたらいいのかわからないうえに、間違った方向へ行く可能性があります。

ピアノを弾けない人に「あなたの考えた表現でこの曲を弾きなさい」と言うようなものです。

近年コーチングという教育手法が注目されています。

指導者が一方的に指導するティーチングと違って、人材の自主性を促す技術です。

しかし、いきなりコーチングをしても組織は活性化しません。

まずは、うまくいくやり方や理論、組織の理念をきちんと伝えるティーチングが最初に必要です。

それらを理解した成熟段階でコーチングを取り入れるのがベストだと原監督は語っておられます。

太平洋戦争で連合艦隊司令長官として活躍した山本五十六さんも同じことをおっしゃっています。

  • 「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
  • 「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」
  • 「やっている 姿を感謝で 見守って 信頼せねば 人は実らず」

まず最初に「やってみせ、言って聞かせる」ことが大切ですね。

ティーチング→コーチングの流れで強い組織が出来上がっていくのです。

「いちばんつらいときに明るくなれる人」がリーダーである

強いチームには、必ず素晴らしいキャプテンがいるものです。

キャプテンに必要な資質は、「できる理屈」を考えられるかどうかです。

キャプテンに求められていることは多いのですが、

大切なのは、物事を前向きにとらえて、それを周りの人に伝える言葉を持っているか、ということにつきるのです。

国、都道府県、オリンピック、実業団、クラブチームなど、

どの組織でもリーダーを必ず立てています。

リーダーがいないとチームの進むべき方向が分からず、目的・目標がなくて何となく日々を過ごしてしまいます。
目的と目標の違いを知って、確実に成果を上げる人間になる!

困難や苦しい時に、前向きになれるか、笑えるか、進むべき方向を決められるかどうかです。

何事も「できない」と考えるのは簡単で楽です。

苦しい時こそ、「できない」理由がたくさん見つかります。

しかし、「できない」理由を並べても成長はありません。

前向きな決断が必要です。

できる道を考え、行動し、発信できる人がリーダーに向いているのです。

一方的な指導は選手の個性を潰す

監督の指示どおりに選手が動くチームをつくる。

これはこれで素晴らしい考え方だし、強いチームがつくれると思います。

監督が戦略から練習方法、体づくり、栄養面にいたるチームにとって必要な分野すべてに精通しているなら、それも可能でしょう。

ただ、はっきり言えることは、「そのチームは監督の器以上のチームにはならない」ということです。

やはりティーチングからコーチングに移行する必要があるのでしょう。

「やらされている感」のある受身の練習より「自ら考え行動する」積極的な練習のほうがやる気も生産性も上がります。
「サイキングアップ」で限界までパワーを引き出そう│心のウォーミングアップの4つの方法

監督は結果を出す責任があるので、全てを自分で管理したくなる気持ちは分かりますが、

自身の経験、能力はたかが知れています。

「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますが、各人に任せるところは任せ、

なぜその練習が必要なのかをきちんと伝えてパフォーマンスを上げていきましょう。
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相談することは「考える癖をつける」いい訓練になる

相談とは、私の質問の内容を想定し、自分なりに答えを出したうえで、

「今回はトレーニングAでいきたいのですが、監督どうでしょうか?」というのが本当の相談だと教えています。

「足が痛い」は相談ではなく報告。

現状を言っているだけです。

その場で上司や監督から問題の解決策を導き出そうとするのが相談です。

故障を抱えているなら、症状や治療期間、その間のトレーニング方法、さらに故障が明けてからの練習計画までをイメージする。

それが、自分で考えるということなのです。

これはまさにビジネス的手法といえるでしょう。

相談は、他人の脳力や知恵を借りる行為です。

相手の考える時間や知恵を頂戴するわけなので、きちんと自分の考えをまとめた上で相談するのが良いでしょう。

考えをまとめた上で話し合ったほうが良質な会話が出来ます。

自分で考える癖づけをしていきましょう。

本当に採りたいなら、ビジョンを理屈と情熱で伝えろ

口説き文句に、リアリティはあるか。

組織にとって欲しい人材像が明確になっても、必ずしも欲しい人材がとれるとは限りません。

そこが採用の難しいところです。

そういう状況のときから私が意識してきたことは、いかに説得力のある言葉で相手を口説くかということでした。

「目指すのは箱根駅伝出場だが、実現できないかもしれない。

しかし、私は10年で優勝を狙えるチームを必ずつくる。そのための礎になってくれ。

優勝したときには必ず君たちの頑張りを伝えていく。この一歩がなければ優勝できなかった」と。

嘘いつわりのない現実と将来のビジョンを本気で伝えられれば、この人は本当にやるんじゃないかという印象を相手に与えられるものです。

簡単には届かないけれど、爪先立ちになって必死に手を伸ばせば届きそうな半歩先の目標にこそ、

人を動かすエネルギーが秘められているものです。

人の心に響かせるには、理屈と情熱がリアリティをもってバランスよく存在することが大切なのです。

人は理屈だけでは動きません。

感情だけでも動きません。

理屈と感情(情熱)がバランスよく心に響いたとき、人は動きます。

また、現実だけではなく、将来的なビジョン(やりたいこと)もきっちり伝えることも大切です。

それは会社の人材採用でも同じでしょう。

日本だけで400万社以上ある中から、なぜウチなのか?

  • 自社の魅力は何か?
  • 自社はどういう方向に進んでいるのか?
  • 自社で働くメリットは何か?

私は人材業界にいた経験から、

そのあたりを候補者にきちんと伝えることが、自社に合った・必要な人材を採用するポイントになると思います。

採用する側も、される側も、メリットがなければならない

よくあるのが、優秀な人材を獲得するために、相手に対してどうしてもへりくだりがちになることです。

その姿勢は良くありません。

なんとか採用にたどり着けたとしても、それが遅かれ早かれ組織を壊す火種になります。

勝てる組織をつくりたいのなら「来てください」とお願いしないことです。

私は、一方的な「お願いします」というスタンスが後につながらないことを営業マン時代に学びました。

ペコペコしている人に魅力はありません。

そういう人から商材を買おうと思いませんし、組織だと頼れるとも思いません。

自分と相手が平等な立場で互いのメリットが合致する形で採用すべきということです。

プロ野球選手の大谷翔平を口説き落とした日本ハムは、大谷のためにプレゼン資料を用意し、

なぜメジャーではなく、先に日本でプレーしたほうがよいかを説明しました。

客観的な資料に加え、どうしても来てほしいという情熱のバランスによって、

大谷を日本ハムに導いたのです。

成功体験の積み重ねがメンタルを強くする

私は、メンタル強化には自信を積み重ねることが近道だと考えています。

緊張したり、萎縮してしまうのは、自信がないからです。

どんな小さな成功でもかまいません。

「自分はできた」と思う機会が増えれば増えるほど、緊張することは少なくなります。

スポーツに限らず恋愛、趣味、仕事と、なんでもそうですが、小さな成功体験が自信の源泉になります。

本当に小さなことで構いません。

昨日の自分よりほんのちょっと成功していれば良いのです。

続ける中で失敗することも多々あるかと思いますが、そこでくじけてはいけません。

成功する人は、成功するまで続けた人です。
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「できる理屈」を考える癖をつける

「できない」を前提に考えるようになると、

プラスになるアイデアはなに一つ生まれてきません。

そもそも、「できない」と言うのは簡単です。

そこから考えつくことは、すべて言い訳。

ところが、できる理屈は真剣に考えないと出てきません。

これが、本当の意味で「考える」ということなのです。

「できない」「できない」「できない」といったネガティブな事を言い続けていると、体のパワーがなくなって疲れてきます。

反対に「できる」「できる」「できる」といい続けると、前向きに「できる」理由や方法を考え出すのです。

思考は言葉でつくられるので、自分にどのような言葉をかけるかで思考が変わり、行動が変わってくるということです。
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アメリカ有数の自動車会社「フォード」の創業者ヘンリー・フォードは次のように語っています。

『あなたが「できる」と思おうと「できない」と思おうとどちらも正しい』

できる理由もできない理由も存在します。

どうせなら、できる理由を見つけたいものですね。

おわりに

おわりに

いかがだったでしょうか?

論理的に目的・目標を設定し、行動し続ける姿勢はまさにビジネス手法です。

その手法を取り入れて箱根3連覇を達成した原晋さんは本当にすごい!です。

原晋さんの言葉から成功する手法を学び、我々の日常に取り入れていければと思います。

本日もありがとうございました。

往路総合記録:05:33:45

1区4位: 梶谷瑠哉(2年/教育人間科学部/白鴎大足利高校出身)個人記録:01:04:00 【区間4位】

2区2位: 一色恭志(4年/経営学部/豊川高校出身)個人記録:01:07:56 【区間2位】

3区1位: 秋山雄飛(4年/国際政治経済学部/須磨学園高校出身)個人記録:01:03:03 【区間賞!!】

4区1位: 森田歩希(2年/社会情報学部/竜ケ崎一高校出身)個人記録:01:03:43 【区間2位】

5区1位: 貞永隆佑(3年/文学部/世羅高校出身)個人記録:01:15:03 【区間8位】

復路優勝 総合記録:05:33:45

6区1位: 小野田勇次(2年/経営学部/豊川高校出身)個人記録:00:58:48 【区間2位】

7区1位: 田村和希(3年/経営学部/西京高校出身)個人記録:01:05:40 【区間11位】

8区1位: 下田裕太(3年/教育人間科学部/加藤学園高校出身)個人記録:01:04:21 【区間賞!!】

9区1位: 池田生成(4年/社会情報学部/佐久長聖高校出身)個人記録:01:09:55 【区間2位】

10区1位: 安藤悠哉(4年/教育人間科学部/豊川工業高校出身)個人記録:01:11:41 【区間4位】

(引用元:第93回箱根駅伝、総合3連覇

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グロング(GronG)編集部 グロング(GronG)編集部です。スポーツ・トレーニング・エクササイズ・ダイエット・健康関連用品の商品情報を発信しています。
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