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プロテインで身長が伸びる?小学生や中学生の身長の成長への影響とは?

プロテインで身長は伸びるのか?伸びないのか?

プロテインを飲むと筋肉が付きすぎてしまい、小学生や中学生といった子どもが飲むと身長が伸びなくなると聞きました。プロテイン入りの食品やドリンクを飲ませないように気を付けたほうが良いでしょうか?

このような俗説は今でも多くの方に信じられています。

結論から申し上げると、身長が伸びたり伸びなかったりといったことにプロテインが関係するという科学的な根拠はありません

プロテインはあくまでタンパク質を豊富に含んだ食品にすぎず、薬のような効果があるわけではないためです。

本記事では、上記以外にも身長とプロテインにまつわる数々の誤解や思い込みについて解説するとともに、身長を伸ばす土台を作るための正しい栄養知識を解説します。

プロテインを飲むと身長は伸びるのか?

結論からお伝えすると、プロテインを摂取することで必ずしも身長が伸びるとは言えず、明確に断言することはできません

プロテインはあくまでも「タンパク質」を補給するための食品であり、身長を伸ばす効果があるというわけではありません。

実は身長に影響を及ぼすのは遺伝の影響の方が大きい

身長は一般的に20~40%が栄養、60~80%が遺伝といわれており、遺伝の影響が強く反映されると考えられています。

一説によると、欧米人がアジア人よりも身長が高い理由は、肉や乳製品をたくさん摂取していることが影響しているからなのでは、と考えられています。

また江戸時代は最も平均身長が低かったといわれており、男性の平均は155cm、女性の平均は149cmでした。この頃の庶民の食事といえば、大盛ごはんに漬物、味噌汁といった一汁一菜が基本で、タンパク質とカルシウムが不足していたと考えられます。

実際、食の欧米化で肉や乳製品を取り入れるようになり平均身長が上昇しています。少なくとも身長には、栄養も関係しているといえそうですね

身長を伸ばすための土台づくりをプロテインでサポート

プロテインは身体の多くの構成成分であるタンパク質を豊富に含み、少なからず身体づくりに良い影響を及ぼすと考えられます

成長期などの身体づくりに関わる栄養素については、骨の主要成分であるカルシウムに加え、タンパク質やビタミン、ミネラルも重要な役割を果たしています。

3食の食事やおやつからバランスよく必要な栄養素を取り入れることが重要です。

下にタンパク質とカルシウムの推奨量をまとめました。成長期である子どもは、年齢が上がるにつれて必要な量も増えていきます。これらの数値は、3食バランスよく食べていればそれほど難しい数値ではありません。

タンパク質 推奨量男性女性
6-7歳3030
8-9歳4040
10-11歳4550
12-14歳6055
15-17歳6555
タンパク質 g/日 厚生労働省 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2025年版) から作成
カルシウム 推奨量男性女性
6-7歳600550
8-9歳650750
10-11歳700750
12-14歳1000800
15-17歳800650
カルシウム mg/日 厚生労働省 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2025年版)から作成

バランスの良い食事といわれても、どのような食事をしたらいいのか?と感じる方も多いのではないでしょうか。

一例として、たんぱく質の推奨量が比較的多く設定されている15~17歳を例に考えてみましょう。活動量が普通の男性(15~17歳)では、1日に約2800kcalが必要とされています[4]

バランスが良いとは、主食となる炭水化物や主菜となるタンパク質や脂質、副菜となるビタミン・ミネラルが揃っていることです。

また日本人の食事摂取基準(2020年版)では、エネルギー産生栄養素(PFC)バランス(タンパク質13~20%、脂質20~30%、炭水化物55~65%)を定めています。この範囲内であれば比較的バランスが良い食事といえます。

良質な睡眠や適度な運動といった生活習慣も重要

身長を伸ばすためには栄養だけでなく、生活習慣も大きく影響します。
特に重要なのが「睡眠」と「運動」です

まず、睡眠についてですが、成長期には成長ホルモンの分泌が重要な役割を果たします。
この成長ホルモンは、特に深い眠りのタイミングで多く分泌されると言われています。

運動に関しては適度に骨や筋肉に刺激を加えることで、成長を促すきっかけになると考えられています。特に、ジャンプを伴う運動や全身を使うスポーツなどを取り入れるとよいでしょう。

ジャンプを伴う運動

→バスケットボール・バレーボール・縄跳びなど

全身を使うスポーツ

→水泳・サッカー・ダンスなど

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運動の後のストレッチ用品など、コスパのいいアイテムもありますので、ぜひチェックしてみてください。

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身長とプロテインの関係によくある誤解

プロテインの摂取による身長への影響についてはさまざまな誤解があります。

科学的な根拠に基づかない誤解もあるため、代表的なものについて正しい知識を身につけましょう。

一般的なプロテインの勘違いに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。

プロテインは効果がない?その理由とよくある勘違いについて

誤解1:プロテインを飲むと身長が伸びなくなる

プロテインを飲むと、筋肉がつきすぎて身長が伸びなくなるのでは?という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

特に、成長期の小学生や中学生には飲ませない方がよいのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。

プロテインはあくまでもタンパク質を補給する食品です。

筋肉を過剰に発達させて身長の伸びを妨げるといった科学的根拠はありません

むしろ成長期においては、タンパク質は体の発達に欠かせない栄養素です。

誤解2:プロテインを飲むだけで身長が伸びる

一方で、「プロテインを飲めば身長が伸びる!」という説もありますが、これも誤解です。

身長の伸びには栄養素だけでなく、「遺伝」「睡眠」「運動」も関係しています。

つまり、「摂取するだけで身長が伸びる」という食品は存在しません

あくまでもプロテインはタンパク質を補う食品というのを頭に入れたうえで、食事や生活習慣を整えるのがよいでしょう。

誤解3:プロテインを飲むと身長が縮む

さらに、「プロテインを飲むと身長が縮む」という話を聞いたことはありませんか?

この説の背景には筋肉が関係しており、筋肉量が多いと骨を押さえつけて身長が縮んでしまうのではないか、という考え方から広まったとされています。

ただし、このような作用を示す科学的な根拠は確認されていません。

また、この説で挙げられているのは、ボディビルダーなどの高強度のトレーニングを長時間行っている人を前提とした話である場合が多いです。

そのため、適度な筋トレ・運動をしてプロテインを飲む分には身長が縮む懸念は少ないと考えられます。

プロテインは身長を伸ばすサポートに使える

ここまでで、身長が伸びる要因は遺伝的な影響が大きいものの、栄養も一定の影響を与える可能性もあるということがわかりましたね。

特に、成長期にはタンパク質やカルシウムが多く必要となります。

通常のバランスの良い食事に加えて、ジュニアプロテインなどの子どもの成長に必要になるカルシウムやビタミンDを含むプロテインを摂取することがおすすめです。

グロングのジュニアプロテインは、普段の食事や間食で不足しがちな

  • タンパク質
  • カルシウム
  • ビタミンD
  • マグネシウム

が配合されています。ココア風味やバナナ風味などは、子供でも飲みやすいと人気の商品です。

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まとめ:プロテインは身長を伸ばす魔法の薬ではないが、成長期には欠かせないよい影響を与える食品

身長を伸ばすには、遺伝の影響が大きく、それに加えて栄養や良質な睡眠・適度な運動が必要です。

プロテインを摂取すると身長が伸びる!というわけではないということがわかりましたね。

反対に、プロテインの摂取で筋肉がつきすぎて身長の伸びが妨げられるということもありません

しかし、成長期には不足しがちな栄養素があります。

そのため、食事や間食だけで補いきれない場合にプロテインを活用することで、成長に必要な栄養を補うサポートとして役立ちます。

大切なのは、プロテインに頼り切るのではなく、食事・睡眠・運動といった生活習慣を整えることです。

あくまでもプロテインは補助として取り入れながら、バランスの良い生活を意識することが、健やかな成長につながると言えるでしょう。

参考文献
文部科学省 食品成分データベース

1.Black, R. E., Williams, S. M., Jones, I. E., & Goulding, A. (2002). Children who avoid drinking cow milk have low dietary calcium intakes and poor bone health. The American journal of clinical nutrition, 76(3), 675-680.

2.Myneni, V. D., & Mezey, E. (2017). Regulation of bone remodeling by vitamin K2. Oral diseases, 23(8), 1021-1028.

3,4.厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2025年版) 策定検討会報告書. https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html

この記事を書いた人

坂口 真由香

管理栄養士、日本糖尿病療養指導士、フードコーディネーター、サプリメントアドバイザー保有。大阪市内400床病院で6年間、献立作成や慢性期から急性期疾患の栄養管理に従事。糖尿病などの慢性疾患を対象に年間4,500件ほどの栄養相談・サポートを経験。