その他島袋トレーナー
2017.05.24

中学生の野球チームにおける体力測定で感じたこと

野球チームの体力測定で感じたこと

先週『GWも終わり新しい年度の喧騒もようやく落ち着く頃ですね。』と言う書き出しでコラムを投稿して1週間。
(中学生の野球チームに体力測定を行う意義)
GWを季語とするならその季節感は一足飛びに過ぎ去って、ここ数日は真夏を思わす気候。
梅雨もまだ来ていないのに…。
チームが練習する河川敷で指導させて頂いている私の左手は腕時計の部分だけが日差しを遮ぎられ、クッキリと白い跡が残っています。

積極的に測定に取り組む子ども達

時代が時代なら元服と言う通過儀礼を終えて、成人にあたる年齢。
立派にカラダが成長した子、まだまだ成長過程の子も、自らの意思を持って“野球”と言うスポーツに向き合っています。
先週のコラムでご紹介させて頂いた体力測定においても例に違わず。

測定の構想を練る段階では『中学生なんかまだまだ子ども。最後まで真剣に取り組めるかな~?』と要らぬ心配しておりました。

測定項目に於いても、『飽きがこないようにとか‥集中力が途切れないようにとか‥』などとあれこれ考え、S&C corporation 長谷川 昭彦さんに多大なるご協力を頂き最新の光電管等を使用したものを織り交ぜて準備をしておりました。
http://www.sandcplanning.com/category/1814625.html
が…いざ始まってみるとそれはすべて見事に杞憂に終わる。

自身の記録とチームメイトの記録を見比べ、得意げになったり少し落ち込んだり…、辛い種目では互いに励まし合い、全ての項目に真摯にチャレンジしていました。

そんな姿勢についついこちらもほだされて、気付けば良い記録が出ればともに歓声をあげ、踏ん張り時にはエールを送り…。

子どもたちが能動的に、測定に取り組んでくれたので非常に興味深い結果が得られました。

どんどん野球がしづらくなった現代の子ども達

体力測定の結果の感想を総じて言えば『現代の子どもたちは野球をどんどん、し辛くなってるんだな~。』と言う感じ。

測定中に何度も頭をよぎっていたのは、私が在学していた頃の母校の大阪体育大学の学園祭の思い出。
もっとも盛り上がりを見せていたのが出店や、当時青春時代を過ごされた方なら懐かしい『ねるとん』的なイベントではなく、なんと球技大会!!
ビール券といったその後の打ち上げ景品を目指して『バレーボール』『バスケットボール』『ドッジボール』『ソフトボール』などの球技をガチンコのチーム戦で奪い合うと言うもの。
たかが球技大会と侮るなかれ。
体育会系率99.9%と言う極めて特殊な環境で、その大多数が自身が行っている競技で高校時代にはインターハイや全国大会の出場経験者、のちにサッカーならJリーガー、その他多数の競技で実業団に進む学生を輩出する集団のソレです。
競技ルールは、それぞれの専門競技選手が混ざると、バスケなら得点しても〇点とか、ソフトボール(この場合、野球部員は専門競技者扱い)なら1人につき〇点相手に献上、チーム編成も男女混合なら女子一人につき〇点と言う具合にハンディキャップが設定されていたので、手に汗握る攻防となるか、ともあれ大学生ともなれば専門競技の技術がそれを凌駕し、結局そのハンディは効を奏さない…となるハズ。
※TVのバラエティ番組のアスリートVS芸能人的な企画によくある傾向です。
が実際の結果は如何に?
さすが各競技の猛者たちの集まりです。
ほとんどの競技で『専門競技の利』とならず、皆がそれ相応の適応を見せるので、専門競技者を沢山有するほど勝ちにくいという逆転現象が起こります!!

私も毎年、オール野球部員で同級生や後輩たちとチームを組んで各種競技に参加したのですが、複数競技で上位進出し、仲間たちと多くの景品をゲットしました。
で‥最後まで勝てなかったのがソフトボールだった。

おわりに

Jリーグの発足まで日本の最大メジャースポーツは野球だった。
男の子のいる家庭なら必ずと言って良いほどグラブはあったし、町の空き地や公園、路地裏で三角ベースやキャッチボールに興じる子どもたちの姿をいたる所で見かけ、ガキ大将の制定した「やさしいヒエラルキー」、「ごまめ」と言う特権ルールで年齢や体力に応じてプレーを楽しんだものだ。
男の人なら『結婚して男の子ができたら何がしたい?』的な質問の一番の常套句は紛れもなく『キャッチボール』だったし、4月~10月頃は民放、キー局のゴールデンタイムには必ず中継があったため、あたかも、『見にくいアヒルの子』のインプリンティングかの如くそう、男の子なら誰しもが一番初めに自然に触れ、慣れ親しむことの出来るスポーツだった。
時は流れ、各種スポーツの台頭、多様化、ゲーム機器の発達等、子どもたちの遊びは変化し、野球離れに拍車をかけている。
『誰しもが出来るスポーツ』から『かつての習字やそろばんのようなお稽古事』の様相が強く、少年野球チームに入って始めてグラブを買う子どもも珍しくないそうだ。
指導チームの体力測定に、自身の青春の1ページを投影し、垣間見えてきたもの。
個人の特性にあったプログラムを模索する日々はまだまだ続く。

■関連商品はこちら
中学生の野球チームにおける体力測定で感じたこと
GRAVITY GYM代表トレーナー 島袋好一

G指導歴は四半世紀。トレーニング歴は30年にも及ぶ。体育学修士、日本トレーニング指導協会、 上級トレーニング指導者。また『ウエイトトレーニングで鍛えた筋肉は使えない…』といういまだ罷り通るオカルト神話に真向から立ち向かうために今も週5回以上のトレーニングを実践。 マイブームは心拍数を最大150以上まであげるTABATA式トレーニング。ボディビルディング、草野球、マラソン、ゴルフ、ロードバイクなど様々なスポーツにチャレンジしています。

●島袋トレーナーのジムはこちら      ●島袋トレーナーのブログはこちら
■関連記事一覧

ダイエットするなら油を摂りましょう!┃脂質を摂らなかった私の失敗体験

ダイエットのために脂質を上手に摂取する 直近の過去5回のコラムでダイエットに関する記事を書いてみました。 お陰様でコラムを気

ダイエット島袋トレーナー

今日から始められるダイエット~その運動と食事法(初級編)

まずは大前提を知る‥。 ダイエットを成功に導くためには摂取するカロリーを控え、消費したカロリーが多くなる状態を作り、 摂取の

島袋トレーナー有酸素運動

フットサルでボールコントロールがうまくいかない方向けの動画4選

ボールコントロールを制す フットサルを始めたばかりの頃は、トラップが色んな方向にいってしまったり、ドリブルをしてもボールを置いてきてしまい

その他フットサル

初めてのプロ野球観戦!スタジアムで野球を楽しむための3ステップ講座

はじめに 初めてのプロ野球観戦。 楽しみだけれど、それほど野球に詳しくないし、熱狂的なファンの雰囲気に飲まれないだろうか? そ

その他野球

東京都板橋区のリラックスできるおすすめランニング・ジョギングコース

東京板橋区のランニング・ジョギングコース この地域には一級河川の1つ、石神井川が流れています。 川の両サイドが遊歩道で桜並木になっていま

その他ランニング

東京都府中市にあるランニングコース2カ所紹介!多摩川土手沿いコースと府中の森公園コース

夏から本格的なランニングを始めませんか? 青い空に白い入道雲が優雅に浮かんでいる季節がやってきました。 これこそ真夏のイメージですね

その他ランニング

達成感がハンパじゃない!ボルダリングの魅力とおもしろさをお伝えします

クリアしたときの喜び ボルダリングを初めてやったときにまたやりたいと思った1番の理由は、課題をクリアした(登り終えた)ときの達成感がた

その他ボルダリング

【番外編】ダイエットの評価方法と体重変動のカラクリを知る│体重のカラクリを制すものはダイエットを制す

体重変動のカラクリ。 ダイエットを開始したら、皆さんは何を指標にして 「上手くいってる!!」 「上手くいっていない

ダイエット島袋トレーナー

野球におけるバランス能力の重要性の考察

バッティングの動作で『バランス』を考えるとはどういう事なのか? 日常の生活の中でも、 ①『今日の服装はバランスがいい』

バランス力島袋トレーナー

一度始めるとクセになる乗馬の魅力とは?

はじめに 観光牧場などで行われている引き馬体験などで、馬に跨ったことのある人は少なくないでしょう。 でもその時の感想はあまり強い

その他乗馬