コンビニで買える食物繊維が豊富な食品
食物繊維にはさまざまな健康効果が期待されています。しかしながら日本人の食物繊維摂取量は戦後から低下。理由は食の欧米化や米離れなどさまざまあり、目標量に到達していません。
また食の在り方も時代とともに変化してきました。ここ20年で「中食」需要は高まり、コンビニやスーパーで購入した惣菜を自宅で食べるのがあたり前となりました。日本惣菜協会によるとコンビニの惣菜シェアは拡大し2018年時点で30%を超えています。
各社、共働きや独身世帯をターゲットに「健康を意識した惣菜」の開発が進み、考えて選択すればコンビニでお手軽にバランスのいい献立が立てられる時代となりました。
さらにコンビニは、惣菜一つひとつに栄養成分表示が表記されており、なにをどれくらい食べているのか評価しやすい点も魅力です。
仕事終わりに食材を買い揃えて「さ~バランスのよい食事を!」といってもムリな話で……。それよりもコンビニの力を借りながら、どう選択するか?を考えたほうが最善といえるでしょう。
そこで今回は、コンビニで購入できる食物繊維食品をご紹介します。
食物繊維とは
食物繊維とは、「体内で消化できない成分」の総称です。
通常、食べ物は胃や腸で消化・吸収されます。一方消化されない食物繊維は、腸内で腸内細菌のエサになったり、体内からのキレイに役立ったり、丈夫な身体の健康にかかわる重要な役割をはたしています。
コンビニで購入できる食物繊維食品
一般的にコンビニで販売されている量を想定した食物繊維量を示しています。
食品名 | 重量 | 食物繊維 |
---|---|---|
卯の花 | 1袋 95g当たり | 1.0g |
もずく | 1パック 70g当たり | 1.0g |
バナナ | 1食 100g当たり | 1.1g |
めかぶ | 1パック 45g当たり | 1.5g |
玄米おにぎり | 100g当たり | 1.8g |
切干大根 | 1袋 95g当たり | 2.3g |
サラダ | 1パック 100g当たり | 2.4g |
フライドポテト | 100g当たり | 3.1g |
大学芋 | 1袋 90g当たり | 3.3g |
大麦おにぎり | 100g当たり | 3.3g |
きんぴら | 1食 70g当たり | 3.4g |
ごぼうサラダ | 1食 70g当たり | 3.4g |
ライ麦パン | 1枚 70g当たり | 3.9g |
枝豆(ゆで) | 100g当たり | 4.6g |
ひじきの煮物 | 1食 80g当たり | 4.6g |
そば | 1人前 240g当たり | 4.8g |
おくら | 1食 50g当たり | 5g |
干し芋 | 100g当たり | 5.9g |
アーモンド | 1袋 70g当たり | 7.7g |
乳酸菌も一緒にとってすっきり健康生活を送ろう
すっきり習慣のために食物繊維を取り入れたい方は、食物繊維と一緒にビフィズス菌や乳酸菌も一緒に摂りましょう。
食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなります。そこに乳酸菌などが入ったヨーグルトや漬物を食べることで善玉菌が補給されます。
ポイント
- 善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を食べる
- 善玉菌入りの食品(ヨーグルトや漬物などの発酵食品)を食べる
今やコンビニには種類豊富なヨーグルトが並んでいます。また漬物やキムチも少量で販売されており、活用しやすくおススメです。
まとめ
コンビニには、たくさん食物繊維を含んだ食品がありそうですね。
今回はご紹介しませんでしたが、コンビニ独自で開発されている食物繊維を強化した食品はたくさんあります。コンビニに足を運んだ際は、食物繊維をぜひ、チェックしてみてくださいね。
成人における食物繊維目標量は男性21g以上、女性18g以上です[1]。意識して摂取していきましょう。きっと嬉しい働きを実感できることでしょう。
参考文献
1. 厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2020年版).