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プロテインで「吐き気」や「胃もたれ」が起こる原因とは?

前田 修平 グロング専属 鍼灸師
グロング専属 鍼灸師
最終更新日:2020.07.10

楽しいお酒の席でついつい飲みすぎてしまったときや、体調が悪いときの胃腸の不快感はなんともいえないものですよね。稀にプロテインでも同様の症状が出ることがあります。

「プロテインは体にいいと聞いたから摂るようにしたのに、吐き気や胃もたれが起こってしまうと逆効果じゃないか!」と憤慨してしまうのもムリはありません。

こちらの記事では、「プロテインを飲んでどうして吐き気や胃もたれが起こってしまうのか」について、一歩引いた視点から考えてみましょう。根性論や精神論で解決できないことはたくさんありますよ。

プロテインの成分

プロテインの成分

プロテインはタンパク質を中心とした栄養補助食品です。

各メーカーにより違いはありますが、基本的な成分としては、タンパク質(乳清、大豆由来)のほかに、

  • 炭水化物
  • 脂質
  • ビタミン
  • ミネラル
  • 甘味料
  • 香料

が含まれている商品が多いです。

乳清たんぱくを由来とするホエイプロテイン、カゼインプロテイン大豆を由来とするソイプロテインを筆頭に、二ッチなところでは卵白由来のエッグプロテイン、エンドウ豆由来のピープロテインなどもあります。

近年では商品のラインナップが急増しており、中には人工甘味料・香料・保存料・着色料を一切使用していない商品もあったりと、消費者のニーズに対して比較的自由に選択できるようになってきました。

みなさんがどのような成分のプロテインを飲んでいるかによって、吐き気や胃もたれの対応も変わってきます。次に原因について考えてみましょう。

吐き気や胃もたれにつながる原因

吐き気や胃もたれにつながる原因

吐き気や胃もたれは身体の反応のひとつで、脳の嘔吐反射中枢によるものです。実際に食物をもどしてしまわなくても、不快感や食欲不振などもその反応に含まれます。

食物による異物(毒素)を吐き出そうとするのは、嗅覚や自律神経、アレルギー反応などが影響して起こります。

アレルギー

アレルギー反応には即時型と遅発型(遅延型・非即時型ともいう)という2種類があります[1]

人の体は異物を体外に排除しようという免疫反応が常に働いています。身体が抗体を持たず、異物(抗原)が体内に侵入すると、それを排除しようという反応が起こるのです。

即時型は少なくとも2時間以内。遅発型は6時間から48時間の間に症状があらわれるといわれています。

最も多くみられる症状は、皮膚症状(かゆみ、じんましん、発赤など)で、90%近い人にみられます。表題にもある「吐き気や胃もたれ」はその他アレルギー症状のひとつとして挙げられ、咳や目のかゆみ、鼻水など、人によりさまざまです。

また血圧の低下や意識障害を伴う症状として、「アナフィラキシー」という反応があります。命に危険が及ぶこともあるので、この場合は早急に救急車を呼ばなければなりません。

小児期は免疫機能が完成されていないため、特定の食品を摂取した際にアレルギー反応があらわれます。食品では、

  • 鶏卵
  • 乳製品
  • 小麦
  • 大豆

が多いです。これらは成長とともに耐性ができ、1割程度を除いて、小学校入学までには大抵の症状がなくなるといわれています。成人期では、

  • エビ
  • カニ
  • 果物

などが多く、小児期とは異なり免疫の獲得が難しいとされています。

乳製品アレルギー

乳製品アレルギーは多くの場合、牛乳の成分の80%を占める「カゼイン」が原因の場合が多いです。もちろん残りの成分である「ホエイ」でもアレルギー反応が出ることもあるため、乳製品アレルギーの方はホエイやカゼインのプロテインは控えておきましょう。

後述する乳糖不耐症はアレルギー反応とは異なり、酵素がないため、消化吸収できない「食物不耐症」という反応のひとつです。しかし乳糖の中には微量ながら乳たんぱくも含まれますので、乳製品アレルギーをお持ちの方は控えましょう。

大豆アレルギー

大豆アレルギーはソイプロテインを摂取した際に起こりやすい反応です。

ソイプロテインの原料は大豆ですので、当然避けたいところですが、見逃してはいけないポイントとして「消泡剤」として用いられる大豆由来の「レシチン」という成分です。

レシチンはホエイプロテインにも含まれていることがあり、大豆アレルギーだからホエイプロテインを飲もうと気をつけていても、微量に含まれるレシチンに反応する場合があります。

大豆アレルギーの方は、商品パッケージに「大豆」の記載がないか、注意して確認するようにしましょう。

人工甘味料アレルギー

プロテインに用いられる人工甘味料については、スクラロース、アセスルファムK(カリウム)が代表的です。

近年ごく少数ではありますが、人工甘味料によるアレルギーの症例が報告されています。しかし食品安全委員会の研究でも明確なメカニズムは明らかにされていません[2]

乳製品でも、大豆でもアレルギーは出ないのに、症状がおさまらない場合は、保存料や人工甘味料無添加のプロテインの選択をおススメします。

乳糖不耐症

牛乳を原料とするプロテイン(ホエイ・カゼイン)には、乳糖(ラクトース)という栄養素が含まれます。牛乳を飲むとお腹がごろごろするという方は、「乳糖不耐症」の可能性があります。

乳糖の体内での消化にはラクターゼという酵素が必要になるのですが、これが欠乏し乳糖を分解、消化できないと、

  • 下痢
  • 胃の不快感
  • 吐き気

などの症状があらわれるのです。

乳糖不耐症の可能性がある方は、製造段階で乳糖を除去(できるだけ減らした)した「WPI」というホエイプロテインや、ソイプロテインがおススメです。

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飲み方

アレルギーや乳糖不耐症などとは別に、プロテインの飲み方でも吐き気や胃の不快感を感じることがあります。

一度に大量に摂取した場合や、飲んだ後すぐに横になったり、食後にお腹いっぱいの状態ですぐにプロテインを摂取したりすると、内臓には大きな負担がかかります。すると胃腸で消化しきれずに、吐き気や胃の不快感を感じてしまうのです。

摂取の際には適切なタイミングと量を守り、体調にも気をつけましょう。

保存方法・期間

長期間適切でない環境で保管されたプロテインや作り置きをしたプロテインは、中でダニが発生していたり、雑菌が繁殖することで食中毒を起こしてしまう可能性があります。

食中毒による吐き気や胃もたれも適切な管理により予防できますので、この機会に下記コラムをご参照いただき、衛生管理を徹底しましょう。

まとめ

常識的に「身体によい」とされることでも、長所と短所は表裏一体です。運動もやりすぎればケガや疲労につながりますし、睡眠も過不足によっては自律神経の失調を招くこともあります。これはプロテインをはじめとする食生活でも同じことがいえます。

大切なことは自分を知ること。どんなものをどれだけ食べたら調子がよいのか。どんな食材が身体に合うのか。基本的なことですが、これらを理解せずに「最適」は導き出せません。

とくにアレルギー症状をお持ちの方は、今後の生活にも大きく影響します。健康的で充実した人生を送るために、一度アレルゲン(抗原)を特定するために検査を受けたり、専門の医療機関で相談することをおススメします。

参考文献

1. 厚生労働省. 食物アレルギー

2. 食品安全委員会. 食品摂取により発症する新規アレルギー/アレルギー様反応に関する調査研究成果報告書

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前田 修平 グロング専属 鍼灸師
この記事を書いた人
グロング専属 鍼灸師

GronG TEAM GEAR(チームギア)所属の鍼灸師。鍼灸師、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)保有。学生時代、自らの度重なるケガ・不調の経験から、質の高いケアができる施術家を志す。鍼灸・リハビリテーションのケア分野はもちろん、パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクターとしても活動。これまでの臨床現場ではアスリートから運動経験のない方まで、さまざまな症例を述べ1万5000件以上担当。

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